奈良
朱印シュイン番号バンゴウ A89
寺 社 名 達磨寺
ベツショウ etc  
トコロ ザイ 奈良県北葛城郡王寺町本町2-1
     片岡山
サン オガ H29.03.12
宗   派 臨済宗 
オモな札所 聖徳太子霊跡19番
   
   
ホン ソン 千手観音・達磨禅師・聖徳太子 
特記トッキ事項ジコウ
  達磨寺はJR・近鉄の王寺駅から南南東へ1.1kmの
所にあります。拝観資料の略縁起によると、推古天
皇21年12月1日、聖徳太子が片岡に遊した際、一人
の異人が道に伏して飢餓に苦しんでいました。太子
はこれを憐れんで衣食を給し、一首の和歌を詠んで
去りました。その翌日異人は亡くなり、太子は側近
の者に命じて厚く莽らせ、後日その屍を検視すると
、屍が消え、衣服だけが棺上に残されていました。
世人は、これを達磨の化身だと云い、その奇跡に驚
きました。この棺上に達磨塚を整え、さらに精舎を
建立して、聖徳太子御自刻の達磨の木像を安置した
のが当寺のはじまりと伝えられています。その後、
荒廃していたところ、建久年中に笠置の解脱上人が
達磨の木像を繕い、荒堂を修め、塚上に三層の塔婆
を建てて初めて達磨寺と称しました。
聖徳太子と達磨大師にまつわる伝説のある禅宗寺院
です。境内に残る方丈は1667年に建立されたもので
、奈良県内でも類例の少ない本格的な方丈建築です
。又、数々の寺宝が安置されており、代表的なもの
は木造達磨坐像(重文)や木造聖徳太子坐像(重文)な
どがあります。又、太子の愛犬で元旦に鳴くといわ
れる雪丸の像もあります。
        
 

 

<拝観券/拝観資料>





 

 

寺 の 塀     山   門






境内(左:鐘楼、奥:本堂)    本    堂





古墳の石室     方丈の屋根(左が入母屋、右が切妻)






 

中興記石幢     
★八角形の石柱で達磨寺の中興の文章が刻まれている(右の写真)

 

  一 夜 竹     
 

★本堂の西南にあり、達磨大師御杖竹ともいわれる。